村田兆治 野球の名選手

村田兆治

村田兆治選手は1968年から1990年までオリオンズで活躍したプロ野球の選手です。通算215勝を挙げて昭和を代表するパリーグの先発ピッチャーでプロ野球史に残る名選手の一人です。215勝を挙げた実績だけでなく左足を大きく挙げて投球する独特のフォームは村田兆治選手の特徴でマサカリ投法と呼ばれていました。村田選手は速いストレートとフォークボールを武器にしている投手でフォークボールは村田選手の代名詞のような球種でもありました。

しかし得意のフォークボールは数ある球種の中でも肘に大きな負担のかかる球種であった為に肘の靭帯を痛めてしまいます。村田選手は現在では肘の靭帯を損傷したり、断裂した選手が行う手術として浸透している肘の靭帯の再建手術を受けて復活した投手でもあります。

この靭帯の再建手術は現在では当たり前のように行われていますが、当時の日本球界ではあまり浸透しておらずこの手術を行って完全復活に至った前例はありませんでした。そのため村田兆治選手が手術をするとなった時は復帰は厳しいという意見も少なくはありませんでした。しかし手術後に村田選手は完全復活を果たしてカムバック賞を受賞する活躍を見せています。